新たなステージへ(回顧その32)
回復期病院へ転院の朝を迎えました。いつもと変わらない。
朝の9階からの眺めの光景を焼き付けて、いよいよ復帰するために主戦場へ向かうのだと。
退院は9時頃という話でした。
心配していた移動は迎えが来るとのこと。
受け入れ先の病院に車を止めて、嫁さんが病院に支度の為来てくれました。
精算して領収証みたときはのけぞりましたね。
想定の自己負担限度額をはるかに超えてる。
カード払い可能だったらよかったけど。
確認してみると自己負担限度額って、親の難病で支払った時の一般的なもの頭に入れておいたのでびっくりしたのですが、
年収で区分があるのだそう。
はい。これで倍ぐらい。
しかも入院期間が月またぎになるので月ごとに限度額は適用される。前月は救急搬送され救命、検査だし、当月は受け入れ先に送る検査などで医療点数はかなり高く。
はい。ということでさらに倍。
で、9時を迎えました。
さてどうやってお迎えがと思っていたら、
介護車両用の車イスで登場です。
ちょっと豪華。
もう二度と戻って来ないと胸に誓いつつ、お別れは医療スタッフとの挨拶をドラマみたいなシーンを想定してましたが、何にもありませんでした。
通路には看護師のIさんもいましたが、いつものようにパソコンに打っている状態で、1患者の退院日もわからないだろうなとか挨拶に声もかけられなかったですね。最後にナースステーションに担当医が見えたので、挨拶ができました。
「これからリハビリですががんばってください」
もうあとがないと次に向かうことしか頭になかった急激な回復している状態で新たなステージに向かいます。