卒業(回顧その31)
急性期では21日入院してました。
制度で行くと2ヶ月はいてもよかったですが、制度も知らず、何も保障もないので、出費という名の出血を止めるために早く復帰を考えていました。
回復期病院への受け入れ調整も進んで、検査などの調整も急ピッチで進めていただき、転院日が決まりました。
確定したのは数日前だった気がします。
そこで不安がよぎります。
この片マヒ、車イスもないのにどうやって移動するの?何も確認できていない。
「介護タクシーじゃないの?車でもいいじゃん」
えっ、タクシーって、、、距離考えると、、、
車に移乗できないんだけど。
PTのSさんに受け入れ先の評判やら移動の仕方を聞きました。
そうしたら、車のタイプを聞いてくれて、その車の高さなど想定して移乗の練習に付き合ってくれました。そして最後は
「がんばって(リハ室を)2周してみましょう」
なんか戦場の負傷者が今にも倒れそうな引きずるような歩き方で杖なし装具なしで80メートルを歩きました。
本当にPTのSさんにはお世話になったかな。先もわからない中で支えになってもらえたと思っています。きっとSさんにもリハビリスタッフを目指す原点があったと思います。何かそのようなことが支えられていることを実感するのだろうなと思います。
そしていつものように転院の朝を迎えます。