48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

山の日

今日は山の日。
昔、いつか富士山に登ってご来光を眺めたいなぁと
いう願いはありました。今では無謀になりそうです。
そもそも登頂できないし。

3年前の今日は台風の中、
台湾に旅行してました。高雄の方は
そんな季節とはつゆ知らず、
今しかないと思って1週間前に
マイルでエアチケット押さえ、パスポート更新。
これが最後の海外旅行となってます。
とんでもなく毎日歩いてました。

発症後3年目となると、
冷静に過去を思い出します。
昨年なんかは社会復帰しても、
目の前のことで不安いっぱい
せいいっぱいですからね。

で、去年はというと、山の日ってありがたい。
働き方改革ってありがたい。
今年と同じく9連休にしてました。

じゃあ2年前はというと、
転院の日でした。急性期病院から回復期病院へ。
たった3週間ほどの救急病院。
PTさんに、リハビリしてもらって
40メートル歩くというところまで
やってもらいました。
鏡を前に歩く姿はまさにゾンビのような。
左腕はダラーンとして、
とにかく動かない脚を前に出して
ちょっとずつ進む。本人車イスから
立てることで喜ぶも、側からみたら
車イス生活を余儀なくされるかもって
思われたろうぐらいの状態でした。

とにかく今月中には職場復帰しか
頭になかった頃です。

えっ転院?どうやって病院移動するの?
えっ、タクシーだとめっちゃ金額かかるけど。
まだ車イスなのに家の車?どうやって乗るの?
大パニック。PTさんに普通どうするの?って聞いたら
クルマに乗るのを想定して練習してくれたっけ。
たぶん手配とかはソーシャルワーカーさんに
聞いてくださいとか、看護婦さんに
相談してみてってあしらうんでしょうけど、
寄り添ってくれました。

結果は転院先の病院の移動車で
病室まで専用車イスで
迎えにきてくれるというオチだったんですけど。
新しい生活が始まったというか。

今は新しい生活様式、働き方が求められる。
8月10日はターニングポイントの日なんですね。
転機となるように動き出したい。
山を越えたい!