48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

今がピンチかな

今週のお題「人生最大の危機」

人生最大の危機はなんといっても脳出血で運ばれた急性期病院の入院です。昨年そこで3週間いて命の危機を脱したといっても過言ではないです。再発したら終わりだろうし、脳のむくみからくる頭痛や39度近くが続く身体全体の発熱。前立腺肥大症。麻痺からの回復なしに続くほとんど介護という看護。
病識の欠如で死という意識がなかったものの
下手したら今頃初盆ですね。
そうはいっても、保険やらなけなしの財産やらもしもの時のために伝えておこうと書き出していましたっけ。

そんな危機から脱して、昨年の今日は回復期病院の転院の日でした。もっとも急性期病院でもリハビリしてました。
半身麻痺ながら80メートルを歩くまでを練習しました。
退院の日、豪華な車イスが迎えに来て
そのまま介護車に乗りました。
ああこれが24時間テレビで見たやつって思いました。

車イスごとリフトで乗車。車の中から久しぶりに見たシャバの景色は社会から離れていたことを痛感します。まるで異国の地へ空港出迎えサービスみたいな気分でした。
病院を離れ、次の病院に近づいていく。変な1日でした。
この日から始まったんです。本格リハビリ。
あの時の目標は退院であり、仕事復帰でした。
入院中に仕事復帰は絶たれ、社会復帰に目標は切り替わりました。
今は目標を失ってるかな。

安全安心がベースとなって、目標があると生きがいってものがあります。
ちょっとした日常の楽しみなんかでもいい。
今は見つからないかな。
痙縮に耐えて日々過ごしてる。
不安があるわけでもない。
今、寿命が来たとしたら、あ、来たの?とすんなり受け入れて
えっ、来たの?とジタバタすることはないように思います。

こんな状態こそが
人生を楽しむために、最大の危機なのかもしれませんね。
これも脱したいろ思います。