同居人(回顧その62)
二人部屋に移って、お隣の方が転倒して救急搬送されて、自然退院となって自然個室になっていて結構長い間続いていました。2回目の外泊で自宅へ帰って、今月は退院だから、この病院もあと少しだろうなと思いながら病院へ戻ってきました。すると、お隣がいる。入院してきたのです。
うーんとっても静か。挨拶なし。なぜかテレビの音漏れあり。イヤホンつけてないのかな?
あー、個室生活終了かー。ま、仕方ないですね。
「こんなにベッドを高くしちゃだめよー」
返答なし。看護師さんとか、STさんの会話から推測するにどうやら失語症だ。
脳の右をやられるか、左をやられるかで随分リハビリも大変になるんだな。
カーテン越しに映る長身で色黒な方は出ていくときも無言でとても不気味でした。
食事も嚥下に問題出てるようで、すみっこで食事です。病院で交流といったものはほとんどなかったですね。年齢層やら症状の違いやらで。
えーっと、それだけ。回顧するほどでもないですけどね。もう退院してだいぶたつのに結構記憶に残ってます。