48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

あこがれ(回顧その63)

退院に向けてひたすらリハビリに打ち込みました。
いろいろできるようになってきて自主リハ許可が出てきました。

「たーさん、空いてる時間にこれ使っていいからね。」

WALK AID(これはさすがにPTリハのあと)をつけてフロアをグルグル歩き回る。
指グリップ(握力グリップの指版)をニギニギ。
ストレッチボードに3セット。
マシーンで大腿筋と肩甲骨筋力アップ。
自主リハで朝リハ室が空いてる時にと思ったら
「たーさん、朝はミーティングで開放してないのよ。」
てな具合。熱量が違ってるようでした。

また別の日、PTさんと一緒にリハビリへ行くエレベーターの中で車いすのおばあさんから

「私ね、このにーちゃんみたいになりたいの」

私もPTさんも????

「リハビリ一所懸命がんばって走れる(小走りです)ようになってるもの。」

リハビリにはいろんな症状の人ががんばってます。
全く同じフロアで同じ訓練してる人はいません。
それでもあそこまでは回復したい。
みんながんばってるから自分もがんばろう。

そういう空間になっていたんですね。
目標をもって目指す姿がちょっとだけ他の方へ貢献してました。
ちゃんと見られてるんですね。