お風呂(回顧その29)
急性期の病院ではお風呂は2回ほど入りました。
それまでは清拭といって病床で身体を拭いてもらうのみ。一回だけ洗髪もしてもらいましたかね。完全介護。貴重な体験です。こんなことはなってみないとわからないことです。予防の大切さはなってみないと身に染みないとダメなのでしょうか。人間は愚かです。なんでもない何もなかった日常のことが奇跡だったなんて。
「お風呂入る?」
看護師さんからカーテン越しに顔だして言われるとなんか勘違いしますよね。
車イスでどうやって入るの?
片麻痺でどうやって洗うの?
と思うのですが、基本シャワーでした。
お風呂場用のイスに移乗して、身体が冷えないようにタオルを肩にかけて背中流してとか工夫してました。
さっぱりしました。
食事、睡眠、入浴。日常の基本生活。
なんとめんどくさいとか、感謝もせずおろそかにしてきたんでしょうね。
ほんと愚かです。
ボーッと生きてんじゃねーよ。
こんなことになる前に叱ってもらってた方がよかったのかもです。