48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

3人のセラピスト(回顧その14)

このタイトルみて

 

カール・ロジャーズ

フリッツ・パールズ

アルバート・エリス

 

が思い浮かんだ方は心理学系なのかなと思います。

「グロリアと3人のセラピスト」 DVDは産業カウンセラーの講座でみました。

脳血管疾患においては「リハビリと3人のセラピスト」です。

ST(言語聴覚士

PT(理学療法士

OT(作業療法士

リハビリはこの3つの視点から担当がつきます。

 

STさんは食事の時のお話で登場していただきました。

セラピストというと「癒し」のイメージがつきますがPTとOTは男性でした。

片麻痺な私はその後PTさんが大きな存在感となります。もう4ヶ月にもなりますが、今でも憶えています。

 

PT「たーさん、リハビリのSです。リハビリやっていきましょう。」

比較的私より若い方が多いセラピストの中でSさんはやや年配です。いつもお昼過ぎて、ボーッとしてると顔を出してくれます。

たぶん、時間は計画されているのでしょうが、リハビリがいつしか楽しみになってきてました。

PT「今日は車いすに乗る練習しましょう。」

PTのリハビリは、ベッドから車いすへの移乗からはじまります。

食事を椅子に掛けてとれるようになること

トイレやリハビリ室へ車いすに乗って移動できること

まぁベッドから離れることができなければADL(日常生活動作)は向上しないですから。ただ単に左側に力が入らない私には移乗は難しかったです。

結構コツを言ってくれるんですね。

こっちの手でここをつかんでから、起き上がって、右脚を軸にして方向を変えてと

看護師がローテーションで久しぶりに担当してその姿をみて

 

看「ワオ、ずいぶん動きがよくなったね」

 

なぜかって、トイレ行くのも車いすで運んでもらいます。目の前に見えてるのに。

ナースコールで呼んでいる間にベッド起こして靴はいてと準備万端で来るのを待ちます。

時間との闘いですから(笑)

ニーズがあればそりゃ速くなるって。

難しいことを乗り越えるリハビリって、その課題設定、取り組み方が大事なんですね。

気分も落ち込みそうな時期に苦しくてつらいだけだったら取り組めないものね。

「歩く」に関してPTさんとの二人三脚まだまだ続きます。