48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

公共交通利用訓練(回顧その60)

PT「たーさん、公共機関使って訓練しましょう。どこ行きたいですか?」

(えー、旅行行きたい。東京でもいいのかな?ってあかんやろうね)

PT「3時間とってあるから結構いけますよ。」

「考えときます」

PT「時刻表とか調べてまた教えてくださいね。」

駅で切符を買ったり交通機関の揺れや階段などに耐えられるかというのもあるのですが、自分で時刻表調べて乗り換えとか工程を組み立てるといった遂行機能障害に問題ないかもみるようです。

外歩きのリハでこのこと話したら

(別の)PT「交通機関でずっと立っていたらいい練習になるかもね」

マジかよー、鬼です。結構女性のセラピストって淡々と鬼のようなこといいますね。

行って帰ってくるでは面白くないのでバス、地下鉄で町に出て、JRで帰ってくるように組み立てました。
バス停も駅も歩きの練習になるし、目的地で仕事帰りによく使ってた地方物産展で北海道をやっているのを知って買い物して帰ってこようと計画しました。

切符を買うのは大変なのでSuicaにあらかじめチャージ。

さて出発です。病院の世界はどうしても社会と遮断されています。バスがこれでもかと手すりが多いのに改めて思うし、バリアフリーは進んでる。
地下鉄でPTさんと理学療法士の道とか、自宅近くにできたデイサービスの意見とか聞くことができました。
目的地に着いて
「ちょっと買い物したい」と北海道物産展へ。
三連休に行くもんじゃないですね。ものすごい人混み。歩くだけでいい練習です。さすがに買いたかったメロンパン。並んでるので断念しました。病室で食べたかったな。見舞い来た時にお土産だよって、家族に喜んでもらいたかったな。

時間があったらと計画していたJRのホームできしめんを食べて帰りました。列車の時間を気にしながら、日常生活さながら退院に近づいているのでありました。
私はいいですどうぞ食べてきてくださいとPTさんも待たせちゃったのでちょっと申し訳ないと思いつつ、ちょっと病院生活と違った1日を過ごせました。

今日はこの辺で。