48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

ハンパない(回顧その10)

食事の話です。

病院食のイメージって、うすあじおかゆですね。

まさに決まった時間(ほとんど狂わないから感心します。)に

患者の名前の入ったカードで個別に出されます。

きざみ・とろみ・嚥下と書いてあります。

まさにうすあじおかゆです。プラスですがおかずがかまなくてもいいようにはさみがいれてあるようです。嚥下障害といってのどに詰まらせてしまうと死んでしまいます。そこでとろみといって、片栗粉で溶いたものがかかっていて、のみこんでそのまま胃に行きやすいように施されています。

徹底してますね。

ハンパないのがおかゆの量。うすあじでやむなしはわかりますが、必要カロリーにあわせるためなのかおかずとの割合がどうもバランスが悪い。

それでも完食でしたよ。

食事もちゃんとチェック・記録されていて、何割食べたかカードに記入して下げていきます。

脳にダメージがあって

半側空間無視

というのがでてくると、左半分が見えていても意識されず、食事も左半分残してしまうとか。聞かされると。どうも左側に置かれたおかずをあとで手をつけるような傾向があったかもしれません。

毎回、退院したら、ステーキ爆食いだ!、焼肉行くんだ!、しゃぶしゃぶだ!このデザートは箱買いお取り寄せできるかなとか思いを馳せていました。

この時の退院してやるエネルギーは強かったと思います。

それがリハビリへの原動力だったのでしょうか。意外に実現してませんけどね。

今日はこの辺で。