48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

生前見積

昨日の終活の続き。
通所リハからの帰り道。
寄ってきた。

あの上場会社だ。
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今年会員になって、会誌が届いてて
生前見積キャンペーン?ってあって、
なんなんだと思いながら申し込んでみた。

イムリー過ぎた。
昨日観ていたWEBセミナーで
葬儀の形態とか基本的な情報があったので
聞きやすかった。
行ったら、これがスタンダードプランですって、
ペロンと出てくるのかなと思ったら
どれにしますか?とメニューが出てくる。

うわー、大変だ。
遺されたものは、
あれこれ決めていかねばならない。
本人にはどうする?どうしたい?って
もう聞けない状態になってるわけだ。

いろんな流れやら、その時に必要なものとか
わかった。
どれもこれもお金に直結する話で
自分のことだよな、自分でも、
うーん、どうしようかって思ってしまう。
質素でいいです。
ってバクっとではどうにもならない。
いやいや、きてもらう人のことを考えたら、
駆けつけて来てくれたり、お疲れのところに
火葬場までの移動を考えて
マイクロバスとかも手配してるんだと、
いろいろと考えさせられる。

煩わしいので香典辞退してCMでやってるような
セットプランでいいと思ってるとそうはいかない。
セットプラン以外にいろいろ必要だったりする
こともある。現ナマを用意する必要もあるようだ。
相場も知らないと葬儀社の言い値に
なってしまうこともあるだろうな。

終活や生前見積を勧める理由がなんとなくわかった。
最期の自分のことなのに
自分で決められないからなのだ。
生前葬やる人の気持ちなんかもわかってきた。
会館の中を見学させてもらったけれど、
なんとなく客観的に葬儀してる状態をみたいのだ。
どういう人が来てくれて、見送ってもらうのに
感謝の気持ちも伝えたくもなるだろう。
そんなことも想像しながら、
選んで見積りしてもらった。それと僧侶代に墓地とか。
金額はザクっとこれだけ必要なんだとわかって
保険に入るのにも参考にできますね。
聞きかじりの知識で
一般葬に家族葬、一日葬、海洋散骨とか
いろいろ聞いてみたけど、宇宙葬以外なら
いろいろと対応できるみたい。

なるほど〜。「なんかあったらこれで。
もうここで手配してあるから。」ってな方が
いいのかもしれない。
何も遺言書残しておくことだけが
終活じゃないのだろうね。

企業キャッチフレーズの
「最期の、ありがとう。」
そうだよね。と会館を後にしました。

あ、そうそう。この歳で生前見積なんてと
思われるのかなぁとか思いながら行ったけれど
一切触れて来なかったです。
営業だから、なぜきたのかを探り探り
汲み取っていきながら
見積りしていくのだろうと思ってた。
そこは葬儀という特殊な業界でのプロ。
ちゃんと教育されてますね。
究極のマナーでもあると思います。

ちょっと安心しました。
終活って後ろ向きなイメージあるけど、
生前見積。1度はとってみるのもいいのかなと思います。