48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

一区切りをつけて

愛鳥まるを亡くしてから3日が経った。
悲しさが突然襲う。嗚咽するほど泣いてしまう。
なぜ自分は突然発症し生き残ってるのに、まるは調子が悪かったといえ、そのそぶりを見せずまるで突然のように逝ってしまったのか。
供養し見送ってから、いつもいた場所に影を追ってしまう。
楽しかった日々が駆け巡る。

私はもういない、私のことはかまってないで、生きよ、社会復帰の準備をせよということだろうか。次々と目まぐるしく手続きなどが迫ってくる。ついうっかり忘れがひどく自分の認知機能が気になるが、忙しなくしているせいかぽっかりあいた穴はなんとか気を紛らわしてくれる。

脚が不調になってきて歩行も不安な状態だ。社会復帰に向け電動アシスト自転車を購入した。駐輪場の手続きをして、退院後よく自転車使ってリハビリしてた近所の用水路を走ってみる。

とうとうイカれたかと思われるかもしれないが、ふと愛鳥が肩にとまっている姿がそこにみえる。もう姿も鳴き声も飛ぶ時の羽根の音も頭の中に焼きついている。
愛鳥が飛びながら自転車についてくる。時折肩に止まって一緒に風を切って走る。
自由に外を飛び回る愛鳥ととともに暖かい春の兆しを感じてきた。外には出られないのでずっと家の中で過ごしていたまるちゃんとの散歩。
とても幸せだった。一緒にいた時のあの感覚を味わった。
きっと天国で自由に飛び回っていて社会復帰間もない私を見守ってくれているのだろう。
まだ心の中にいてくれてる。
小さな身体のまるちゃんはとても大きな存在だったのだ。

放置していた昨年の処置、清算はまた今日も片づいた。新しく生まれ変わるために、生きるために一歩一歩着実に詰めていこう。