48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

1000記事になりました

発症してから3年と1ヶ月。
脳卒中サバイバーとして日記を書く。
どんな変化があるのか記録に残す。
そうやって積み重ねてきて1000記事投稿しました。
未だに発症後の症状は千差万別、情報少なすぎ。

そもそも死因の上位に来る脳卒中
怖いとものだと番組に取り上げられても
初期症状で救急に繋げぐらいだし、
刑事ドラマとかで取り上げられることといえば
半側空間無視の後遺症ぐらいかと。

当然ながら障害者雇用で社会復帰しても
周囲がわかっていない。
五輪の多様性と調和というテーマは程遠い。
安倍元首相の退任理由となった
潰瘍性大腸炎だって知っている人は少ない。
難病指定であることすら知られてなかったりする。
基本的に我が身に降りかかって来ないと
無関心。

コロナだって感染者過去最高と出ても
何も変わってこない。
リスクはしっかり把握して、予防しないと
と思う。
文句ばかり言ってる人はお門違いなのだろう。
自己責任なのだ。

今の発症後の自分。節目に振り返っておこう。
麻痺はミクロン単位でも少しずつでもよくなる
ものだと思っていた。
実際には波がある。脳の思考やもの忘れ、
工程飛びは見られなくなっていった。
明らかに生活スピードについていけるようになった
のではなかろうか。
一方で脳がついていけてないことがある。
悪天候続きのせいかお尻と太腿の痛み、
突っ張りがひどい。こんなことは今までなかった。
ひょっとすると、歩行が困難になる
可能性だってある。
そうなると、通勤もできず
職を離れる必要も出てくるだろう。

薬を増量する手はまだある。
副作用が激しくなるかもしれない。
リスクは想定しておかないといけない。
そもそも筋緊張が増したのは、
今年の春先は調子がよかった。
電車やバスに乗り遅れまいと走った時があった。
調子に乗ってリハビリで走る練習もした。

活動量があがれば、筋緊張は増す。
リハビリを通じて学んだことだ。
急激な回復を見せた時、入院中に筋緊張を伴った。
あの時にすごく似ている。
神経回路が追いつかないのだろう。
筋肉の制御方法に混乱が生じている。
と思う。

リハビリだけ集中していたら、
こうなっていないかもしれない。
入院中なんて食事とリハビリして過ごすだけで
何も考えてなかった。
何気なく書いた1000記事の中に
ヒントがあるのかもしれない。

これからも書き続けよう。