リハビリスタッフ(回顧その40)
回復期のスタッフチームはやけにイニシャルKが多いんですが、
STー淡々としたKさん
PTーイケメンKさん
OTーひょっとこMさん
相談員ーケースワーカーKさん
チーフー体育会系Yさん
をメインとした120人ぐらいもいるスタッフからチームを組んで取り組んでいただきました。
リハビリ室は取り組んでいる方がヤケに多いなと思ってました。
入院患者1人につき1日3回マンツーマンで土日祝も回すためにはこれぐらい必要ですね。
リハビリの情報はすべてやるたびにデータが入れられます。相談員に相談したことも、プライベートで話したことも結構入ってるみたいで、正直、仕事の危機までなんでその話を知っているの?ということぐらいもありました。セラピストですから話してナンボ、寄り添ってナンボですからね。結構大変だと思います。
「たーさん、はじめまして」
病室まで迎えに来てくれて車イスでリハビリ室へ運んでくれます。この点は急性期と同じ。開始時間は重なるので基本エレベーターは患者とスタッフで満員です。
多少高めですが年齢も不具合なところはマチマチ。
検査が一通り終了するとメインの方とのリハビリが多くなります。結果的にPTのイケメンKさんとのリハビリが多かったです。
見た目はサーファーっぽくてスポーツ型体系に髪型もチリチリ、日焼けまっくろ系でした。
(チャラくない?)
一抹の不安を抱くも、話をしていると大抵自己開示してくれています。
昔は太っていた。
ジムに行ってる。地下鉄一駅半分歩いて通ってる。テニスとゴルフ焼け。
言葉使いもとってもしっかりしていて好青年です。あーでもないこーでもないと、装具をあれこれ試してくれました。このPTのKさんとチーフのYさんで今でも歩様が見た目保てるぐらいまで仕上げてくれたといっても過言ではないかと。
来る日も来る日もいつも足の動きを見て、膝の出方、着地、つま先の動きとか細かくて。下見て歩いちゃ危ないよというぐらいにすごいなと思うのです。麻痺ってる自分にはなんのことかさっぱりわからんかったです。
残念なことに退院後は医療保険で外来リハビリは断られ、今がこんな状況でと相談すらできません。いわゆるリハビリ難民、地域医療(自宅が遠いと自宅付近の病院へ投薬目的で紹介状を書かれて縁が切れてしまいます)の弊害ってやつでしょうか。
リハビリの課題も見えてきて、よく言われていることでもあるのでここらで制度改善が見られるといいのですが。