48歳で脳出血。~乗り越えられない試練はない~

48歳で脳出血で倒れ片麻痺となって社会と制度と身体の格闘日記

突然やってきた(回顧その1)

はじまりの日のことを書きます。

2018年7月21日 19時50分。

それはある異変が起き、職場で突然やってきました。

 

もともとストレスが溜まっていたのかな。

毎週毎週、土曜日出勤。週1の定期休みっていうのは、世間様でいうブラックなんでしょう。

会社いという体をなしておらず聞いてないよーというところから半年が経ち、この月はこれじゃーそのうち持たないと思って、ようやくあるものを一区切りさせ、ルーチンを回す軌道になんとか乗せ、次月、来期以降を楽にまわせるようカイゼンやらスケジュールをあたまの中で整えているところでした。

この週は、資格試験があって遠征したのに玉砕し、あまりの出来の悪さにストレスも溜まってました。とにかく帰って、明日はその疲れを癒す休日に入る数分前でした。

思い描いていたカイゼンプランを根底から覆す一つの書類。これでは元の木阿弥だとストレスが最高潮に達したのでしょう。

 

当時は何が起きているかつゆ知らず。いわゆるFASTの症状でした。その割には意外と記憶してます。

しゃべろうとするも何か話しづらい。左頬が引きつって、なんだか北野たけしみたいになっちゃったかと思うほど。

ただ動揺してるだけと思い、会話中それを隠そうとひじから先の腕を机に置こうにも左腕が机に乗らない、まったく高低差、机の距離を認識してない。

ヤバイ疲れてるだけ。会話しながらPCを切り、打ち切って帰ろうとして立ち上がったその瞬間、よろける。立っていられない近くにあった引き出しに手をついてようやく椅子に座る。

 

ようやく異変に気付かれて、「大丈夫」と言い張る自分に

「病院に行こう。今から車とってくる。」っていってもらい、

面倒だな、まぁ、保険証は持っているし、疲れもあるだろうし、診てもらう分にはそれはそれでいいかもと思っていました。

オフィスに一人残され、すぐにでられる準備をと思い、かばんに持ち物をいれて鍵を準備していこうと立ち上がったら、あれ?立っていられない。

そのまま倒れてしまい。

椅子を手摺代わりに再び立ち上がろうとしたものの、力が抜けてしまう自分を感じました。

まだ冷静だったのかかばんのファスナー締めなきゃと必死にかばんを引き寄せるもまったく力が入らない、渾身の力で締めて、このあとはそろそろ車を取りに行って迎えに来てもらえるころだろう、このまま横たわってじっとしていようとして、私は意識を失いました。

ここまでが発症の経緯。意外と覚えてる割には長いですね。

自分の身に何が起こったかは自分が意識を戻して、おいおいわかってきます。

今思えば、不自由は残ったもののラッキーが重なっただけと。

この続きはまた次回以降で。